本当は怖い?!天才数学者ピタゴラスはどんな人だった?

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本当は怖い?!ピタゴラス

今日は古代ギリシアの数学者ピタゴラスについてご紹介します。ピタゴラスといえば、直角三角形の辺の長さの関係を表す「ピタゴラスの定理」で有名ですよね。でも、実は彼は数学だけでなく、宗教や哲学にも深く関わっていたんです。しかも、かなり変わった人だったんですよ。

ピタゴラスの定理について

まず、ピタゴラスの定理について復習しましょう。ピタゴラスの定理とは、直角三角形の3辺の長さの間に成り立つ関係を表す定理です。「三平方の定理」とも呼ばれています。
ピタゴラスの定理は直角三角形における3辺の長さを求めるために使える便利な公式なのです。正確な直角が求められる建築や土木では定規のようなものではなく、この定理が使われている現場もあります。コンピュータによる計算が進んだ現代でもピタゴラスの定理は活用されているのです!

ピタゴラスはどんな人物?

ピタゴラスは、紀元前582年に古代ギリシアのサモス島で生まれた数学者・哲学者です。
さまざまな場所を巡りながら幅広い学問を学んだのち、紀元前530年頃、彼はイタリア南部のクロトンに移り住み、自分の思想に共鳴する人たちと一緒に「ピタゴラス教団」という集団を作りました。この集団は秘密主義で、教団の中で研究したことや行った儀式は絶対に外部に漏らしてはいけないというルールがありました。教団に入るには数学のテストに合格しなければならなかったそうですが、これが相当難しかったらしく、入れなかった人もいたそうです。その人たちが後に教団を襲撃して、ピタゴラスも殺されてしまったという話もあります。

また、彼は豆を食べることを嫌っていました。豆って何が悪いんでしょうね。色々な説がありますが、豆に魂が宿っているとか、豆がおならの原因になるとか、そんな理由だったらしいです。豆を食べることは教団の戒律に反することだったそうですよ。

実は音楽も得意なんです

ピタゴラスは数学や哲学だけでなく音楽にも功績を残しました。彼は音階や音程に対応する数比を発見し、音楽の理論を発展させました。例えば、オクターヴは2:1、完全五度は3:2、完全四度は4:3というように、音程の高さが数の比で表せることを見出しました。また、彼は惑星がある楽音に対応し、それらがハーモニーを形成しているという「天球の音楽」という理論も提唱しました。彼は音楽を数学や哲学と結びつけ、宇宙の調和を探求しました。

闇のピタゴラスイッチ

ピタゴラスは無理数というものを認めませんでした。無理数というのは、分数や整数で表せない数のことです。例えば、ルート2や円周率πなどですね。彼は万物は数で表せると信じていたので、そんな数があることに納得できなかったんです。教団の中で無理数を発見した人がいたらしいんですが、ピタゴラスはその人を死刑にしたという伝説もあります。数学的な発見をしただけで殺されてしまうのは恐ろしいですね。
「無理数を主張する」→「ピタゴラスの逆鱗に触れる」→「死刑になる」という闇のピタゴラスイッチの完成です。

以上のように、ピタゴラスはかなり変わった人だったと言えますね。でも、彼は天才的な数学者でもありました。彼の発見した定理や思想は今でも生きています。知れば知るほど、興味深い人物です。

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