お祭りの屋台やパーティグッズで、ピーヒャラ鳴って伸びるあの笛。誰もは一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。けど、アレの名前って知っていますか?
「吹き戻し」
お祭りなどで売っている音が鳴り伸びる笛のことを皆さんは何と読んでいましたか?ピーヒャラ?ピーピー鳥?実は、正確には「吹き戻し」と言います。あまり聞きなれない名前ですね。
いつ頃から作られていたかなど詳しい発祥はわかっていませんが大正から昭和のころには日本中で作られていたようです。現在では生産数は減少し、主に淡路島で生産されているそうです。
淡路島には吹き戻しの製作体験ができる施設もあるそうです。自分でパーツを選んでオリジナルの吹き戻しを作るのって、楽しそうですね!また、こちらではパーツをチョイスして作るだけではなく完全オリジナルデザインの吹き戻しの制作も行ってもらえるようです。何かの際に意外なプレゼントとして送ってみるのもいいかもしれませんね。
吹き戻しは世界各国に存在し、アメリカでは「Party BLOWOUTS」、スペインでは「MATASUEGRAS」、台湾では「吹龍」のように呼ばれています。
さらに近年では玩具としての用途以外に、呼吸のトレーニングやリハビリテーションにも使用されているようです。吹き戻しを吹くことで腹式呼吸や口元の筋肉をつける訓練になるのです。しかも、安いので気軽に始めることができるのが特徴です。
童心に戻りつつ、気軽にトレーニングできるのはいいですね!私は二日酔い軽減に効果があるところが気になりますね。
ギネス世界記録まであるんです!
世界中に存在する「吹き戻し」ですが、これの世界記録も存在するんです。しかも、達成したのは日本!
2009年11月21日に東京の東京ビッグサイトで、声優の水樹奈々さんのファンクラブイベントが行われました。そこに集まった参加者6961人が一斉に吹き戻しを吹きました。これは「Most people blowing party blowers simultaneously」というギネス記録に認定されました。7000人近い人たちが一斉に吹く様子、ちょっと見てみたいですね。きっと迫力のある光景だったのではないでしょうか?
今回は、「お祭りのときに吹くアレ」こと吹き戻しを紹介しました。トレーニングに使うことができたり、ギネス記録があったりと吹き戻しもなかなか奥深いですね!