皆さんはさっきまで普通に使えたボールペンのインクが急に出なくなったという経験はありませんか?
まだたくさんインクが残っているのにもったいないと思いつつも新しい替え芯と交換するという経験がある方も少なくないかと思います。
実はそのボールペン、まだ諦める必要はないかも知れません!
インクが出なくなる原因
そもそもボールペンのインクが出なくなるのはインク切れ以外にもいくつかの原因があります。
- 空気が入っている
ボールと芯の隙間に空気が入り、インクがボールから離れてしまいます。 - 乾燥している
ペン先が乾くとインクが固まり、出なくなってしまいます。 - ペン先が傷ついている
落としたり強く突いたりすると、ペン先が傷つき、インクの流れが悪くなります。 - インクが古い
インクにも寿命があり、製造後3年以上すると書きにくくなります。
これらの原因に対応して、インクを復活させる方法をご紹介します!
インクを復活させる
- ティッシュにぐるぐるとペン先をあてる
摩擦を使って、ペン先の詰まりを解消する方法です。ティッシュを4つ折りにして、ボールペンをグルグルと円を描くように滑らせます。ボールが回転して、インクが出やすくなります。 - タバコの吸い口にねじ込む
細かい汚れによる詰まりに有効な方法です。タバコの吸う方のフィルターをペン先に押しつけて少し動かすと、汚れが取れます。 - ペン先を除光液で洗う
除光液はインクを溶かす働きがあります。ティッシュに除光液を染み込ませて、ペン先に輪ゴムなどで固定して10分ほど置きます。ただし、除光液はプラスチックの溶剤なので、ペンがプラスチック素材の場合は注意してください。 - ペン先を手で温める
乾燥したインクを溶かす方法です。手でペン先を包んで温めます。溶けたインクをティッシュなどで拭き取ってから試し書きします。 - 輪ゴムを使ってぐるぐると振り回す
空気が入ったインクを遠心力で押し出す方法です。ペンに輪ゴムを通して中心位置でテープで固定します。輪ゴムを指に引っ掛けてブンブンとペンを回転させます。一方向だけでなく、逆方向にも回転させます。 - 水で濡らす
水性のボールペンに有効な方法です。濡らしたティッシュにペン先を押しつけて少し動かします。ペン先を濡らしたら、紙に文字を書きます。それでもインクの出が悪い場合は、濡らして書くを何度か繰り返します。
※以上の方法は必ずしもメーカーが推奨しているものではありません。予期せぬボールペンの状態の悪化や事故には十分注意してください。
インクが出なくなるのを防ぐ
インクが出なくなるのを防ぐためには、以下の点に気をつけると良いでしょう。
- ペン先を乾燥させないようにキャップをしっかり閉める
- ペン先を下に向けて書く
- ペン先を乱暴に扱わない
- 製造年や製造月を確認して古くなったインクを使わない
以上の点に気を付けて大切にボールペンを扱いたいですね。