立ちくらみとは
立ちくらみとは、目の前が急に暗くなる感じがすることを言います。
分かりやすく言うと「立ち上がったときにふらつく」ような状態です。これが酷くなると、その場で倒れこむように失神します。失神とは、きわめて短時間だけ意識を失うことを指します。そのため『失神前兆』と呼ぶこともあります。
立ちくらみの原因
立ちくらみの原因は、脳の虚血状態(血流が悪くなる状態)です。脳は酸素と糖をたくさん使ってエネルギーを作りますが、血液が運ばれないとエネルギーがなくなり、意識が消えてしまいます。この虚血状態になる原因は主に以下の5つです。
- ショックな出来事が原因
- 血圧低下・不整脈などの循環器系の障害が原因
- 体位の変動が原因
- 体位の変動が原因
- 薬の副作用が原因
立ちくらみは、めまいとは少し異なりますが、めまいに伴って起こることもあります。めまいには、自分やまわりがぐるぐる回る、ふわふわしている、気が遠くなりそうな感じ、物が二重に見える、不安感、動悸、吐き気などの症状があります。めまいの原因には、内耳の障害や脳卒中や心臓疾患などがあります。
カッコよすぎるその名前は…
ここまでは立ちくらみの症状などについてお話してきましたが、そろそろ本題に入りたいと思います。
その名も…
眼 前 暗 黒 感
どうですか?惹かれるものがありませんか?初めてこの名称を聴いた時、もっと早く中学2年生の頃に知っていれば…と思いましたが、前述のとおり、実際は恐ろしい病気が隠れている可能性もあるため、気軽に使う言葉では無いですね。
悩んでいたら早めに医師へ相談を
眼前暗黒感やめまいに悩まされる場合は、早めに医師に相談することが大切です。また、日常生活では、水分や塩分を十分に摂る、立ち上がる時はゆっくりする、ストレスを避ける、睡眠をしっかり取るなどの工夫をすることが効果的です。